更級日記―現代語訳付き (文庫)
出版社/著者からの内容紹介
有名な作品なのに知っているのはごく一部。その古典を手軽に読み解く
作者13歳から40年に及ぶ日記。東国に育った作者が京へ上り、憧れの物語に読みふけった少女時代、晩い結婚、夫との死別、その後の侘しい生活と、ついに憧れを手にすることのなかった一生の回想録。
内容(「BOOK」データベースより)
夢見がちな感性をもって描かれた平安時代の日記文学。作者13歳の時、上総介の任期を終えた父に伴われての上京に記事は始まる。東国に育った作者が京へ上り、恋い焦がれていた物語を読みふけった少女時代、晩い結婚、夫との死別、その後の侘しい生活と、ついに少女期の憧れを結実させることのなかった一生の回想録である。平凡な人生の中に描かれる、作者の人生の断片の輝きが、今なお、われわれを惹きつけてやまない。有名な作品にもかかわらず、ごく一部しか一般に知られていなかった古典を、懇切な注と自然な現代語訳で手軽に読み解く。
詩本草 (文庫)
内容(「BOOK」データベースより)
富士登山の粥、伊勢四日市の蟹、舞阪の桃…。江戸時代後期、遊歴の漢詩人柏木如亭が、行く先々で口にした美食と、旅の記憶に漢詩を結合させた随筆。漢文体ゆえにあまり知られてはいないが、『随園食単』『美味礼讃』に匹敵する魅力的な一品。
繪本 平家物語 カジュアル版 (大型本)
出版社 / 著者からの内容紹介
"諸行無常の響き"を聴きながら
滅亡と新生を繰り返す歴史の中に21世紀の今を問い直す、現代版『平家物語』絵巻
安野光雅美術館(島根県津和野町)開館5周年記念出版
"祇園精舎"から"女院死去"まで精密な絹絵と、書下ろしの文章で織りなす、安野光雅の華麗な世界、79場面・143章段を収録。
亡びることは、はかない。しかし亡びることは、新しいものを生みだすことでもある。歴史は滅亡と新生の繰り返しなのだから、詠嘆は、心をとりなおすために必要な、浄化の手段なのであろう。??
※本書は、1996年刊『繪本 平家物語(特装愛蔵版)』を軽装にして再刊行したものです。
内容(「BOOK」データベースより)
“祇園精舎”から“女院死去”まで精密な絹絵と、書き下ろしの文章で織りなす、安野光雅の華麗な世界、79場面・143章段を収録。
南総里見八犬伝〈6〉 (文庫)
内容(「BOOK」データベースより)
悪漢淫婦を描くほうに馬琴はより以上に老熟している、と言って魯庵があげた悪玉の一人に素藤がいる。大盗賊の息子に生れ一国一城の主になり上ったこの男、妖術使いの尼僧妙椿と手を組み、犬江親兵衛、里見家と熾烈な闘いをくりひろげる。
あらすじで読む日本の古典 (単行本)
内容(「BOOK」データベースより)
かつてこんなにも美しい日本があった。そして、そこに生きる人たちの織りなす綾、語られる知恵は、今でも私たちの胸に沁みわたる。第一線の研究者たちによる、最高の古典への誘い。名著25編の現代語訳ダイジェスト傑作選。
内容(「MARC」データベースより)
日本人って、こんなに深くて、おもしろい! 古事記、万葉集、竹取物語、古今和歌集、宇治拾遺物語、おくのほそ道、雨月物語など、古典作品の名著25編の「あらすじ」やおもしろい「さわり」を現代語訳で紹介。
高校生のための古文キーワード100 (新書)
内容(「BOOK」データベースより)
古文では、人の気持ちを表現する心情語が読解のキーワードである。本書は、その心情語を中心に、古語を100語ほど厳選して収録し、『源氏物語』『枕草子』など有名作品の例文を訳つきで紹介しながら、わかりやすく解説する。根本の語義・語感を重視し、関連語・慣用的用法などにも触れてあり、豊かな古典の世界への格好の案内者となるだろう。コラム「読解の知恵」は重要な構文・語法を説き、これも必読。
内容(「MARC」データベースより)
心情語を中心に、古文読解のキーワードとなる100の古語を収録。「源氏物語」「枕草子」など有名作品の例文を訳つきで紹介しながら、わかりやすく解説する。根本の語義・語感を重視し、関連語・慣用的用法にも触れる。
使える!『徒然草』 (新書)
出版社 / 著者からの内容紹介
『徒然草』は上達論のテキストである!? 「一点突破主義」「恥を捨てる技術」「得意分野の見つけ方」など齋藤流の古典活用法を披露する。『徒然草』を教科書では、「無常観に基づいて人生観を綴った随筆」と教える。しかし、それだけでは読みが浅い。現代人のコミュニケーションやビジネスにも使えるヒントが満載されているのだ。
たとえば、「初心の人、二つの矢を持つ事なかれ」(初心者が二本の矢を持ってはいけない)という第九十二段では、「集中力を高める」秘訣を教える。また、「偽りても賢を学ばんを、賢といふべし」(たとえ本心でなくても賢人に学ぶ人が賢人である)という第八十五段では、真似ることで技が磨かれるという。『徒然草』は上達論として読める古典なのだ。その他にも、「自分の得意技を持て」「眼力をつける」「知ったかぶりをしない」「嫌な気分を整理する方法」など、先人の智恵から多くのインスピレーションが得られる。
「古典はムリヤリにでも自分にひきつけて“使う”というくらいの気持ちで迫るのがちょうどいい」と著者は語る。教科書では教えない「平成徒然草」の読み方を紹介する。
内容(「BOOK」データベースより)
『徒然草』を古典の授業だけのものにしておくのはもったいない。現代人のコミュニケーションやビジネスにも使えるヒントが満載されているのだ。「集中力を高める」「自分の得意技を持て」「眼力をつける」「知ったかぶりをしない」「余韻を残す心遣い」「嫌な気分を整理する方法」…。先人の知恵からインスピレーションをどうやって得るのか、斎藤流の手法で紹介。「古典はムリヤリにでも自分にひきつけて“使う”というくらいの気持ちで迫るのがちょうどいい」と語る。教科書には載っていない「平成徒然草」の読み方。
日本書紀〈5〉 (文庫)
内容(「BOOK」データベースより)
「巻第二十七 天智天皇」から「巻第三十 持統天皇」まで。白村江の会戦(六六三)、壬申の乱(六七二)、浄御原令実施(六九〇)と、歴史上著名な出来事や厳しい権力闘争を経て、中央集権的な律令国家が完成されていく時代を記録性豊かに叙述。
新釈雨月物語;新釈春雨物語 (文庫)
内容(「BOOK」データベースより)
世にも清潔に、かつ澄みきった怖ろしさ、凄さ!魔道に堕ちた上皇の苦悩をえがく傑作「白峯」、人間の羈絆を脱して鯉に化した僧の眼にうつる絶美の自然をえがく「夢応の鯉魚」…作者上田秋成による透徹した美の追求から創造された彫刻的な文体を、独行好学の作家の創意にみちた現代語訳で贈る。
新訂 新古今和歌集 (文庫)
内容(「BOOK」データベースより)
全20巻。万葉調・古今調と並んで、三歌風の一典型を作った勅撰和歌集。俊成は余韻・余情の世界を統合して幽玄の世界をうちたて、定家は幽玄の世界を分析して有心を設定した。現実の暗さから逃れるために自然観照へと集中しその技巧は極限にまで達した。連歌や芭蕉に多くの影響を与え、芭蕉の「わび」もこれを起点としている。